胡蝶蘭の病気-凍害

胡蝶蘭は基本的に15℃以上を好みます。
それを下回ると、成長が止まりますが、10℃程度なら枯死することはほとんどありません。
しかし10℃を下回ると、少しずつ痛んできます。
また5℃を下回ると凍害が出ます。
気温が低すぎて細胞が壊れ、
一気に葉の色が濃淡のまだら模様になり、
ひどい時(氷点下に当たった時)は花がしおれた様に一気に枯れ落ちます。
ここではその恐怖の凍害の写真を載せておきます。

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この写真は商品に氷点下の気温が1時間ほど
当たったと思われる状態の物で、
花がすべてしおれてます。

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水分は保持したまま、色も変色せずしおれてます。
(普通の枯れならば黄色く変色する)
これは細胞がこわれ、瞬間にしおれたためです。

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普通、葉の色は緑一色のはずですが、
表面の光沢はなくなり、
葉の色が深緑色になり、茶色のマダラができています。
少しふやけた感じにも見て取れます。

これらの写真は重度の凍害の様子ですが、常に寒いところに置いておくと、
少しずつ凍害にやられて、枯死する可能性もありますので、
冬季はなるべく暖かい所に置くようにしてください。