胡蝶蘭の基本的な管理方法(開花中)を説明いたします。
花が枯れて葉だけの状態の場合は各季節ごとの管理を参照して下さい。
花を維持するには水分を欲しますが、葉だけの場合は乾かしすぎぐらいが丁度良いです。
ラッピングしている胡蝶蘭の潅水
ギフト用の胡蝶蘭で、鉢にラッピングがされている場合は霧吹きで頻繁に葉を湿らせてください。
春・秋は、おおむね2日ほどの間隔で100cc(コップ半分)ほど
夏はできるだけ毎日、100cc(コップ半分)ほど
冬は1週間に一度ほど天気の良い日に100cc(コップ半分)ほど
出来れば10日ほどでラッピングは外しましょう。
ラッピングのままでは水が貯まったり蒸れて枯れる原因になります。
胡蝶蘭の置き場所
冷房や暖房の風が直接当たらない場所に置いて下さい。
冷暖房の風は乾燥しており、花の寿命を短くします。
窓側には置かないようにして下さい。
直射日光はカーテン越しでも葉焼けの原因となります。
また窓際は温度変化が激しくリスクの高い場所です。
理想の置き場所は窓際から遠ざけた室内、ご家庭ではリビングや台所の片隅やテレビの隣です。
人が過ごしやすいところが良いです。
気温が10度以上を保つ気候であれば玄関も良いですが、冬場は避けてください。
胡蝶蘭の水やり(ラッピングのしていない)
開花中は植え込み材の(ミズゴケ・バーク)が乾き切らないように注意が必要です。
指先で植込み材料の表面を触って、少し湿り気が感じる程度で潅水してください。
春~夏は水を与えるときはタップリと与えてください。
鉢底から水が流れ出るので濡れてもいい場所で与えてください。
冬場の室内でも寒い置き場では、タップリ潅水することは避け、霧吹きで株元を湿らせましょう。
その他
開花中の肥料は、植え込み材のミズゴケなどに十分、含まれています。
これ以上の肥料は逆効果になる危険があるので与えないで下さい。
アンプル剤も与えないでください。土の中に根を這わしている植物では無いので。
可能ならば春と夏は、朝に一日一回だけ霧吹きで葉水をして下さい。
株がイキイキとしてきます。
まとめ
胡蝶蘭は四季の無い植物です。
環境が合えば年中花を咲かせている植物です。
今のお花が枯れても2度咲きを楽しんで頂けるように、お花が咲いていてラッピングを取り除いている管理方法を「しおり」にまとめ、添付しています。
印刷など手元に置いていつも胡蝶蘭が咲いている暮らしを満喫頂ければと思います。